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スージー私見的・三線の選び方 その1 [三線ちょっといい話]

★三線の選び方
三線を選ぶというのは、棹と太鼓それぞれ、そして組み立て完成された楽器としての三線の良し悪しを見分けなければなりません。

【三線の棹の種類】
一般的に右に行くほど重く、高価になります。
南洋白木、チュン木、カリン、ゆし木、紫檀、縞黒檀(カマゴン)、フィリピン黒檀(カミゲン)、琉球黒檀(黒木・クルチ)

※ゆし木でも「実入り」のものや「八重山ゆし木」は黒檀系に劣らぬ材料としてランクが高いそうです。

【良い棹の材質とは】
棹は木の種類に関わらず『実の詰まった』木が良しとされています。
これは、木の中心に近い年輪がなくなるほどに密度の高い部分のこと。
琉球黒檀の中でも、八重山黒木などは、樹齢100年の材でも黒い芯の部分はわずかに直径2、3センチであるとの事。
三線の棹となる材はそれこそ500年程度のものでなければならないとのこと。
長い年月の間に凝縮された黒木の棹材は、素晴らしい響きをもたらします。


棹は弦の振動を受け取って、弦とともに余韻(サスティーン)となって響くので
スカスカの木(年輪の幅の広い)よりも密度の大きい(中心部)木の方が、弦の振動が減衰せず、サスティーンを長く伝えられる。


三線の小さな胴で低音~高音を響かせるには、上記の材質をうまく使う必要があります。
(ただし密度が高ければ高いほどいいと言うわけではなく、鉄で棹を作っても、弦の振動パワーは鉄を響かせるには小さすぎて響かないでしょう)。

また、同じ一本の木でも、外周部と中心部で年輪を見れば判るように密度が異なり、、
木の中心部でも南側と北側で異なる、台風の風の当たり方でちがうと言う話しもあるのです。


ですので一般的に最上級とされる「黒木」よりも上等な材質の「カマゴン」があったりしても全然不思議ではないでしょう。


棹の密度の話しの次は、実際の見分け方です。

※個人の感想ですので三線の性能を確約するものではありません※

【スージー私見版:棹の選び方】


最終的には、楽器の音が決定要因であって、これから書くことはその理屈付け位に考えてください。


(1)重量が重い
密度が高い=重量が重い棹になります(真壁型同士で比較)
ただし重い棹には、楽器としての重心バランスを取るため、胴も重くなります。
→楽器として重すぎると、運搬に疲れる、立ち弾きが大変。
自分の三線と比較しながらほどほどがよいでしょう。三線重量としては1.2~1.4kgまで。
入門用三線で1.1kg程度です。

私は1.7kgというものを持っていますが、運搬が大変なので室内専用と化しています。


(2)棹の響き
弦を弾いた後の、棹の振動時間の長いもの=よく響いている。=全体が良く振動しているので
左手に伝わる棹の振動の大きさ、減衰時間の長さを感じとって比べる。
自分の三線と比べて感じかたがどうなのか、開放弦を弾きながら確かめる。


(3)(2)のもうひとつのやり方
中弦のカラクイを耳孔のすぐ横(モミアゲ側)にしっかり押し当てて弦を弾き、骨伝導で伝わる音を聴き、振動時間を聞き比べる。
(余談で、これはどんなに周りがうるさくてもチンダミできるようになる。)


理想は、同一の太鼓で棹を交換して弾き比べることです。

※個人の感想ですので三線の性能を確約するものではありません※


良く鳴る棹は弾いてて気持ちのいいものです。

続き 太鼓(胴)の選び方の話も読む


2022年2月8日追記

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